社会報告
社員とのかかわり
クレアンのステークホルダーの中で最も重要なのは企業活動を支える社員一人ひとりです。クレアンには様々なバックグランドを持つ人財が、「持続可能な社会を実現する」というビジョンに共感して集まってきています。
社員一人ひとりが、自身の想いと重なる「社会に役立つ本当にやりたい仕事」に意欲を持って臨める環境をつくり、同時に自己実現を図れる環境をととのえること、それがクレアンの重要な役割だと考えています。
人が活きる職場環境づくり
持続可能な社会を実現するために活躍する人材、人が活きる職場環境をつくることを目的に、社員一人ひとりが安心して働き続けられる職場、成長を実感し自己実現を図ることのできる制度や仕組みのあり方について、日々模索を続けながらクレアンらしい職場環境づくりを進めています。
安心して働き続けられる職場環境の整備
クレアンでは社員の多様性を尊重し、「公平で安心して働き続けられる」ことを、人事の基本方針としています。社員に著しい影響を及ぼす可能性がある事業上の重大な変更を実施する場合には、従業員および従業員代表に対して、四週間前までに通知を行うこととしています。
人事関連統計情報および制度の利用等について(2024年1月31日現在)
従業員数 | 35名 |
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男女別従業員数 | 女性:22名、男性:13名(30歳未満4名、30~50歳21名、50歳超10名) |
勤続年数 |
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2023年度採用者数 | 女性:1名、男性:0名(30歳未満1名) |
2023年度離職者数 | 女性:2名、男性:4名 |
女性役員数 | 全役員数4名(50歳超4名)のうち女性1名 |
女性管理職数 | 全管理職数6名のうち女性3名(30~50歳3名) |
介護休業取得者 | 女性:0名、男性:0名 |
育児休業取得者数 | 女性:0名、男性:1名 |
育児短時間勤務者数 | 女性:1名、男性:0名 |
自由な働き方における選択的短時間勤務者数 | 女性:3名、男性:1名 |
男女賃金差異 (男性の賃金に対する女性の賃金の割合) |
88.7% 賃金は男女の区別なく全従業員に対し同一基準を適用して支払っていますが、管理職数における男女間の違い(2023年度は期中に体制変更)、および短時間勤務制度(育児短時間勤務および選択的短時間勤務)の利用について男性より女性の割合が多いことが主因で差異が生じています。 |
団体交渉協定対象人数・割合 | 29名(100%) |
ダイバーシティに関する方針 | 有り |
年間休日数 | 125日(冬季:5日を含む) |
有給休暇取得日数 | 472日 |
年間平均労働時間 | 1,951時間(短時間勤務者等を除いた12カ月間フルタイム勤務した社員の数値) |
健康診断受診率 | 100% |
有給休暇の取得
プライベートも仕事もともに充実できるよう、有給休暇の取得・活用を進めています。勤怠システムでいつでも残日数を確認できるようにするなど、積極的な利用を促しています。2023年度の有給休暇取得日数は472日でした。
テレワーク制度
自宅で集中して効率的に仕事を行うこと、そして災害時における事業継続を目的に2014年8月よりテレワーク制度を導入しています。新型コロナウイルス感染症の影響で2000年4月より緊急事態への対応として全社原則テレワーク勤務としていましたが、2022年7月よりニューノーマルに移行し、通常時においてもテレワーク中心の働き方を標準とすることにいたしました。
育児に関する各種制度
出産または育児を担う社員に対する制度として育児休業制度を導入しています。子が2歳に達する時期を上限に、休暇を取得することができます。また、小学校就学前の子を養育している場合には、育児短時間勤務を選択できるほか、子一人の看護休暇として1年間につき5日間を限度として特別休暇を利用できます。
2023年度は育児休暇を取得した社員は1名でした。また、育児短時間勤務を利用した社員は1名でした。
あわせて子が小学校就学始期に達するまで、一子あたり月額1万円の育児手当の給付を行っています。これからも社員のライフステージに合わせて仕事と両立できる制度を整備していきます。
介護休業制度
要介護状態にある配偶者、父母、子、配偶者の父母、祖父母、兄弟姉妹等がいる場合に、要介護必要者一人につき最長93日の介護休業を取得する制度です。2023年度の介護休業取得者は0名でした。
永年勤続賞(フレッシュアップ休暇)
2013年8月5日のクレアン創立25年を機に、勤続10年を超えたメンバーを対象に永年勤続賞を授与しています。永年勤続賞を受けた社員は、連続10日間のフレッシュアップ休暇および慰労金5万円がもらえます。
定期健康診断とオプション健診支援
毎年1回全社員を対象に定期健康診断を実施しています。2008年度より、社員一人ひとりが自分の健康状態を知り関心を持つように人間ドックの利用を推奨し、年間1人あたり上限5万5000円まで会社が費用負担をしています。
社員向け健康相談
クレアンでは、オンラインで産業看護職または産業医と面談できる仕組みを導入しています。健康診断の結果のほか、健康に不安があるときなど含め、原則年1回オンラインによる産業看護職面談を実施し、テレワーク中心の働き方となった全従業員の健康状態の把握を行っています。
人財育成と組織力の強化
プロフェッショナル人財の育成
クレアンでは、会社は人間としての成長を図る場であり、社員には仕事を通して多くのことを体験し、学んでもらいたいという考えのもと、教育・研修を行っています。研修は、「基礎研修」「専門スキル研修」「上級ビジネス研修」から成り、毎年改善を重ねながら充実を図っています。また、予算の制約上一部上司の承認が必要になりますが、社外の研修プログラムに関しては原則自由に、できるだけ多くの機会を捉えて参加するよう社員全員に奨励しています。
社員一人ひとりのレベルアップが会社全体のレベルアップにつながることから、社内外の専門家講師による講義や自発的に参加する社外研修など、社員の教育・研修機会の拡大・充実にも力を入れています。
クレアン人財育成体系
研修カテゴリー | 内容 | 目的 |
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上級ビジネス研修 |
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マネジメント等、 上級スキルの修得 |
専門スキル研修 |
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各部門で必要な 専門スキルの修得 |
基礎研修 |
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基礎的知識、 スキルの修得 |
知識の共有と創造の仕組み
サステナビリティ経営関連の情報は、日々情報が更新されるため、国内外における最新の情報収集を行い、イントラネットにて社員全員で共有をしています。また、すべての社員がそれぞれの専門分野を持ち、その分野に関係のあるシンポジウムやセミナーへ積極的に参加することを通じて、個々人の能力および専門性を高めています。セミナー参加後には、イントラネットにおける報告レポートや社内報告会の開催を通じて知識の共有を図っています。
また、各メンバーがクライアントに対して開発・提供したサービスについてもタイムリーに事例共有会を開催し、サービスの内容およびプロセスについて共有したのち、より良いサービスにするための改善点について意見を出し合い、ブラッシュアップすることを仕組み化しています。
今後も社員一人ひとりの特長を見極めたうえで、その能力が最大限発揮できる環境づくりに力を入れていきます。