統合経営報告

社会報告

取引先とのかかわり

クレアンの事業は取引先であるビジネスパートナーの皆様との協業によって成り立っています。

ビジネスパートナーとの関係性の構築

取引先としてのビジネスパートナーは主に、デザイン会社、印刷会社、ライター、カメラマン、翻訳家の方々です。私たちがパートナーを選ぶ際に重視している点は、プロフェッショナルとしての仕事の質、クリエイティビティのレベルが一定水準以上である、ということだけでなく、私たちの事業への理解、つまり持続可能な社会の実現という目標を共有して仕事をしていただけるかどうかということです。

ただし、こうした意識を必ずしも最初から求めているわけではありません。私たちとの仕事を通じて、徐々に考え方や取り組みが変わってきたというパートナーの方々も多数いらっしゃいます。お客さまだけではなく、パートナーの方々へもサステナビリティの考え方をご理解していただけるよう常にコミュニケーションを図っています。

パートナーの皆様には、自分たちが関わっている仕事が最終的にどのような意味を持つのかをご理解いただき、やっている仕事に責任や誇り、喜びを感じていただきたいと考えています。そうして、お互いが多くの良い影響を与えられるような関係を私たちは望んでいます。そのような関係から生まれてくるものこそが、お客さまにとっても「品質のよいサービス」になるものと私たちは考えています。

これまでも良好な関係を築くことを目的に、日ごろからパートナーの方々と対話してきましたが、その仕組みをシステムとしてきちんと確立するため、2004年より年に1度、ビジネスパートナーの方々との意見交換会を開催しています。率直な意見交換会の実施により、お互いの仕事の進め方を建設的に改善する仕組みが整えることができるとともに、私たちも多くのことをパートナーの方から学んでいます。

ステークホルダー・メッセージ

私たちの事業は多くのビジネスパートナーの方々に支えられています。普段報告書制作に関わってくださっているビジネスパートナーの方々からメッセージをいただきました。

「志と理念の共有」を大切にされている皆さんと共に

カメラマン 竹井 俊晴 さん
カメラマン 竹井 俊晴 さん

クレアンさんとの最初のお仕事は企業様の廃棄物再利用の撮影現場でした。企業様の環境活動、ダイアログ、有識者対談など様々な現場をお陰様で20年以上も携わらせて頂いて来ております。企業を取り巻く社会・環境の大きな変化の時をレポートなどの制作現場を通してご一緒させて頂いて来たと思います。社会に求められる新たな課題変化はクライアント企業様の課題に応えて来たクレアンの大きな成長時期でもあり今も変化し続けていると思います。

クレアンのスタッフさんとお仕事をさせて頂いて感じてきた事は、「志と理念の共有」を皆さん大切にされていると言うことです。それはスタッフ皆さんと色々な現場を共にして状況対応の時などに社会課題に問題意識を持っている方の対応と感じたからです。また制作現場などで明確な方向性を示して頂いた時などはパートナーとして有難くまた大変心強く思っております。

クライアント企業様との制作現場では歩調を合わせるような進め方は伴走と言うのが相応しく持続可能な社会づくりの実現に向けた歩みを一緒しているのだと思います。変化のスピードが増す中、企業課題に取り組むクレアンに求められる内容はより深まると思います。良きパートナーとしてこれからもご一緒させて頂きたいと思います。

変化する社会の中で、より良いパートナーシップを目指して

合同会社Batch 宮武 ちえ子 さん
合同会社Batch 宮武 ちえ子 さん

クレアンさんとはこれまで十数年間にわたり、ライターとして一緒にお仕事をさせていただき、サステナビリティレポートや統合報告書の制作をお手伝いしてきました。その間にはさまざまな社会的変化があり、ESG・サステナビリティをめぐっても絶えず新たな動きがあったと思います。その最先端をリードするクレアンの皆さんの専門性には学ぶことが多く、お客様企業と長年にわたって築かれてきた信頼関係や、制作物への妥協のなさを変わらず感じています。また、私たちパートナースタッフに対しても、スケジュールや業務の進め方など多面的に配慮し、意見を尊重しようとしてくださるのがありがたいです。

SDGsの普及などを背景に、持続可能性を考える社会の機運は高まってきているのだと思います。一方で近年は、長引くコロナ禍が企業活動の形を変え、不安定化する世界情勢によって日々の暮らしにも影響が広がっています。こうした変化が大きい中だからこそ、企業と社会のコミュニケーションを支援するクレアンさんの役割は、さらに重要性を増しているのではないでしょうか。及ばずながら、私もそこに協力していければ幸いです。