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知見・事例

伊藤忠商事におけるCSR推進活動(1/5)

  • 高井 通彰 様(室長):左から2人目
  • 桜本 朱美 様(室長代行):左端
  • 中山 比呂子 様:右から2人目
  • 雨宮 香織 様:右端
実施年月日 2009年4月16日
聞き手 株式会社クレアン 山口 智彦

1.社外表彰の受賞

山口:本日は、伊藤忠商事様のCSRについてお伺いしたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
昨年は、地球・人間環境フォーラム主催 環境コミュニケーション大賞優秀賞を受賞され、今年は、この連続受賞、さらに東洋経済新報社の報告書賞も受賞されました。おめでとうございます。どのような点がこのような評価につながったとお考えですか?

高井氏:折々のビジネス・トピックを前面に出すのではなく、全社の隅々まで網羅的にアクションプランを実施するというマネジメントの仕方が多分評価を得たのだろうと思います。2つ目は、サプライチェーンにおける実態調査でしょうか。

桜本氏:私は、読み物としてのレポートではなく、地に足がついた取り組みを評価していただいたと感じています。サプライチェーン調査にしても、当社はすごく真面目に、実直に実行したので、それが伝わったという気がしています。

中山氏:やはりCSRアクションプランという点ではないかと思います。各営業部署の事業の中でCSRに関する計画を立て、それを着実に実行していくという活動です。

山口:こういう活動を各社にして欲しい、と各賞の審査員の皆さまが思っておられるということでしょうか。コンプライアンス、人事など、マネジメント側面のアクションプランは、多くの企業で作られていますが、本業の部分で濃密にアクションプランを作っている企業は稀ですよね。

本業で持続可能な社会への転換に貢献しなさいとISO26000でも言っているわけですが、多くの企業はそれをどう具体化すればよいかを模索しています。そういう中に御社の取り組みが現れたので、評価されたのではないかと思います。

CSRレポート2008、P19-20の画像

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