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Sustainabilityマガジン(vol.20)2014.9.26号

クレアン Sustainabilityマガジン vol.20 (2014.9.26号)
====================== http://www.cre-en.jp/

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◇◆ 1. ごあいさつ
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いつもメールマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。
サステナビリティコミュニケーショングループの町田です。

多くの企業が(少なくとも日本語版は)報告書の発行が完了し、
ご担当者様がほっと一息つかれている9月終盤となりましたが、
弊社にとっては今まさに「秋の情報収穫期」。

さまざまな報告書やWEBサイトを読みながら、各社・各業界の
動向やCSR最新トピックについて分析を進めています。

ただ、特に「CSR関連トピックの最新動向」に関する情報収集は
困難を極めます。CSRはとかく裾野が広いため、特定の情報源に
頼ることができず、さまざまな情報源を巡る必要があるためです。

個人的に有効だと思う情報収集法は、CSR関連テーマのセミナーに
参加すること。最近は官公庁やNGOなども、多彩な社会テーマで
セミナーを開いており、情報もよくまとめられていると感じます。

社内でPCとにらめっこしていないで、積極的に社外に出ようと
思う、きょうこの頃です。

ちなみに、弊社からのCSR関連情報発信媒体は本メルマガ以外に
ホームページやブログなどがあります。

特にブログでは弊社コンサルタント・水上が日々収集した情報を
惜しげもなく公開していますので、他のブログ記事とも合わせて
ぜひ一度ご覧ください。

 ■水上武彦のシェアード・バリュー経営論
  http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/

 ■クレアン スタッフブログ
  http://www.cre-en.jp/blog/

来月以降は今年度のサステナビリティ報告書の動向調査結果や
統合報告などの情報発信も予定しています。


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◇◆ 2. Sustainability Column
◆◇   ~ 経営レベルのCSVと事業レベルのCSV ~
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先般、マイケル・ポーター教授らが創設し、世界のCSVをリードするFSGから
Chad Bolick氏を招いて、セミナーを開催しました。
FSGは、クレアンの事業パートナーでもあります。

私のほうは、最近、経営レベルと事業レベルでCSVが進められているという
話をしました。

経営レベルのCSVについては、最近、企業が、「自らが何者なのか」を改めて
考える動きがあり、その中では、自らを製品ではなく、社会的価値や目的で
定義するようになっています。ネスレは、食物・飲料の企業から栄養・健康
・ウェルネスの企業に、IBMはコンピュータ・技術の企業から”スマーター
・プラネット”を提供する企業に進化しています。これは、消費者の知識、
経験、意識のレベルが高まる中、企業もより高い視座を持たなければ、消費者
の共感を得られなくなっているからです。優秀な人材を獲得し、引き止める
ためでもあります。

また、CSVを全社レベルで進める企業も増えてきており、例えば、ダウ・ケミカル
は、食糧、水、エネルギー、気候変動などの社会問題を解決するブレークスルー
を2015年までに3つ以上実現することを目的とする”Breakthroughs to World Challenges”
というプログラムを展開し、すべての部署に、ミレニアム開発目標に対して
何ができるかを考えさせています。

事業レベルのCSVについては、「製品・サービス」「バリューチェーン」
「ビジネス環境」という3つのCSVの方法のそれぞれについて、多くの企業が
取り組みを行っています。
グローバル市場で成功している企業は、CSVが方法論化される前から様々な
取り組みを行っていますが、最近は、CSVを意識して取り組みを進める企業
も増えています。
こうした他企業の取り組みも参考にしながら、CSVのフレームワークに基づき、
自社のCSVのポテンシャルを網羅的に精査してみるのも有効でしょう。

また、新しい市場を創造するときは、3つのCSVを組み合わせることが必要です。
社会問題と自社の強みを組み合わせた製品・サービスを開発するだけでなく、
それを実現するためのバリューチェーン、関連業界・人材の育成、新しい市場に
適したルールの形成、消費者意識の啓発などを行うことが、求められます。

Chad氏のほうは、CSVの基本をおさらいしつつ、具体的なCSVの進め方について
話をしました。その中では、CSR活動の中でCSVのポテンシャルを持つものを
ピックアップし、ビジネスケースを創り上げ、成果を測定するといったことを
繰り返してはどうか、といった提案がありました。CSVの成果測定については、
FSGが”Measuring Shared Value”というレポートを発行していますが、さらに
プロジェクトを立ち上げて検討中とのことです。

なお、セミナー当日の資料は、ご連絡頂ければ、共有させて頂きます。
また、最近のCSV動向については、私のブログをご覧下さい。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/#.VB46GViCjIU


サステナビリティ・コンサルティンググループ
水上 武彦

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◇◆ 3. クレアンからのお知らせ
◆◇   ~  「企業報告の新潮流 2014」統合報告セミナーのご案内  ~
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2014年度、企業報告は大きな転換期に入りました。国際統合報告評議会(IIRC)
によるフレームワーク等を受け統合報告書を発行する企業が増加、新しい企業報告
の形と内容が模索されています。

 その統合報告書の中でもっとも読者の注目を集めるのが「戦略」の説明です。
そのため、戦略を伝えるページは各社ともさまざまな工夫を試みているという印象
を受けます。弊社にも「統合報告ではどのように戦略を表現するべきか」という
ご相談が数多く寄せられています。

 中長期的視点が求められる統合報告では、戦略の表現の仕方も、従来のIR視点や
CSR視点での表現とは異なるアプローチが必要になります。そこで、昨年、主に統合
報告の概念・全体像をテーマに開催した「長期的価値創造ストーリーの描き方」
セミナーに続き、今年は、「統合報告書における戦略の位置づけ・表現の仕方」に
テーマを絞ったセミナーを開催いたします。

 ゲストとして、一橋大学大学院の伊藤邦雄教授にご登壇いただくほか、統合報告書
に関する動向調査結果報告や、「統合報告における戦略のまとめ方・見せ方」を事例
とともにご説明するセッションを予定しています。
ぜひ本セミナーで具体的な考え方を体得いただき、自社報告にご活用下さい。

■テーマ : 統合報告書で、「戦略」をどのように伝えるか
■日 時 : 2014年10月10日 (金) 13:15~16:00 (12:45 受付開始)
■対 象 : CSR・IR・経営企画担当の皆様  
■定 員 : 70名様 (先着順/1社2名様まで。尚、2名様でお申し込みの場合は、
CSR・IR両部門の御担当者様がお申し込み下さりますようお願いします。
/同業他社の方のご参加につきましては、誠に恐縮ながらご遠慮願います)
■参加費: 5,000円 (当日、受付で徴収させて頂きます)
■会 場: 株式会社QUICK「QUICK Square(クイック スクエア)」 
■主 催: 株式会社クレアン
■詳細/申込:http://cre-en.jp/library/seminar/140825/


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【 メール情報誌の名称: Sustainability マガジン 】

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