Sustainabilityマガジン(vol.40)2016.05.17号
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┃┗━━┛ クレアン Sustainabilityマガジン vol.40(2016.5.17号)
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┃本メルマガは株式会社クレアンのスタッフと名刺交換させていただいた
┃皆様および配信のお申し込みをいただいた皆様にお届けしています。
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┃1. ごあいさつ
┃2. Sustainability Column :Shared Value Summit 2016
┃3. クレアンからのお知らせ:シンポジウム・セミナー等のご案内
┃4. CSV/シェアード・バリュー経営論 ブログより
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━http://www.cre-en.jp/━
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◇◆ 1. ごあいさつ
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いつもメールマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。
サステナビリティ・コミュニケーショングループの大嶺(おおみね)です。
先週末、ゴールデンウィーク最終日の夜、「NHKスペシャル~ガリンペイロ
黄金を求める男たち~」をご覧になった方もいらっしゃるかと思います。
南米アマゾンの奥地で金を掘りあて、一攫千金を狙っている人々(ガリンペ
イロ=金を掘る者)を取材したドキュメンタリーでした。
映像をみながら、欲望、狂気、暴力、無法……、などさまざまなキーワード
が頭を過ぎりました。
同時に、「遠い世界の出来事ではない」、と強く感じました。ガリンペイロの
例のみならず、私たちが利用するあらゆる「物(有形無形問わず)」がどこか
ら来ているのか考える必要があると思う日々です。
ところで、昨今のサプライチェーンに関する動きは加速しています。ドット・
フランク法、ビジネスと人権に関する指導原則などに続き、2015年10月に英国
「現代奴隷法」が施行されました。ご存知の通り、サプライチェーン上の強制
労働、人身取引、搾取など"現代"の奴隷を根絶するためのものです。
対象は、英国で事業を展開する世界での売上高3,600万ポンドを超える企業。
クレアンではさまざまな人権に関するガイドライン等を整理、読み解き、どの
ような対応を進めれば良いか、研究を重ねています。
(すでに、数社のご担当者様より本件に関するお問い合わせも戴いております)
近いうちに、お届けできるかと思います。
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◇◆ 2. Sustainability Column
◆◇ ~ Shared Value Summit 2016とCSVの最新の動き ~
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5月10、11日にニューヨークで開催されたShared Value Leadership Summit
2016に参加してきました。CSVの総会とも言えるこの会合には、私も4年連続
で参加していますが、世界におけるCSVの最新の動向を体感し、様々なインス
ピレーションが得られます。また、マイケル・ポーター教授や多数のグローバ
ル企業のCEOなどとも話をしやすい雰囲気ですので、ネットワーキングの良い
機会でもあります。
CSVは、ビジネスの力を活かして社会問題に取り組むことが、企業と社会のWIN-
WIN関係をもたらすとして、企業の社会問題への取り組みに、バリューチェーン、
クラスターなどのマイケル・ポーター流の競争戦略を取り入れたところに特徴が
あります。
最近は、これに加えて、企業のパーパス(目的)を再定義して、全社的にCSVを
推進する動きが広がっています。ネスレが「栄養・健康・ウェルネス」の企業と
して事業ポートフォリオを組み換えている事例や、今年のSummitのパネルにも
登場したCVSヘルスが、企業の目的を「健康」と再定義して、タバコの販売を
止めた例などが代表的でしょう。
また、CSVならではのビジネスモデルとして、政府、NGO、財団などと連携
するCollective Impactも、今回のSummitの主要テーマとなっていました。
特に途上国の課題に取り組む場合には、有効な手段として多くのグローバル
企業が取り入れています。
こうしたCSVの最新動向については、5月24日に実施するクレアンのセミナー
などでご紹介させて頂きます。具体的取り組みについても、競争戦略のスキーム
を取り入れたビジネス戦略としてのCSVのご支援のほか、マテリアリティや
統合報告のビジネスモデル策定などの機会を活かした、全社レベルでのCSV
推進もご支援させて頂いています。さらに、グローバル企業に比べて日本企業
の取り組みが遅れている途上国でのCSV推進に向けて、ODAコンサルティング
などの経験が豊富なアイ・シー・ネット株式会社と協力したサービス提供も検討
しております。ご関心がある方は、気軽にご連絡頂ければ幸いです。
CSVコンサルタント 水上武彦
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◇◆ 3. クレアンからのお知らせ
◆◇ ~ シンポジウム・セミナー等のご案内 ~
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「GRI国際会議報告とスタンダード化に関する最新動向シンポジウム2016」
GRIは、企業や政府が依拠しやすいようにと、現在のガイドラインから
標準(スタンダード)に移行することを2015年11月に決定いたしました。
サステナビリティ情報の開示を手引きするものであるガイドラインから標準
に格上げすることで、グローバルに通用するソフトローとして 市場に受入
れられることを意図しています。
GRIガイドライン第4版を基にして、それを標準へと移行する作業を行うとの
ことから内容に大きな変更はないようです。とりわけGRIガイドラインに馴染
みのある日本企業にとって、これを好機として市場での競争力につなげていた
だきたいとの想いから、最新動向をキャッチするシンポジウムを企画いたしま
した。
標準への移行の背景には、投資家が新たな企業価値として「ESG情報」の利用
に関心を寄せているということがあります。
シンポジウム前半では、GSSB(GRI国際サステナビリティ標準化ボード)の
ボードメンバーである冨田秀実氏より5月に行われるGRIの国際会議の報告と
標準化の最新動向を、後半では、さまざまなパネリストをお迎えし、投資家
から見たGRIなど情報開示と企業価値の評価のあり方について理解を深めたく
思います。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
■日時:2016年6月10日(金)14:00~17:00(13:30受付開始)
■場所:日本財団 大会議室(東京都港区赤坂1丁目2番2号)
http://www.nippon-foundation.or.jp/who/about/access/
■定員:200名(会員優先)
■参加費:Sus-FJ法人会員様2名、個人会員様1名迄無料/一般3,000円
■主催:特定非営利活動法人サステナビリティ日本フォーラム
■協力:公益財団法人日本財団
■後援:環境省(予定)
<お申込み>↓
http://www.sustainability-fj.org/seminar/20160610/
※サステナビリティ日本フォーラムは、弊社代表の薗田が事務局長を務めて
います。
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◇◆ 4. CSV/シェアード・バリュー経営論 ブログより
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弊社のCSVコンサルタント、水上武彦のブログ「CSV/シェアード・バリュー
経営論」から最新記事をご紹介いたします。
CSVのコンセプトを通じて生まれたシチズンのエシカルウオッチのストーリーです。
是非、ご一読下さい。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2379#.VzQmY1iCjIU
今年から日本でもSDGsへの取り組みをレポートなどに掲載する企業が出てくると
思いますが、海外の先進動向をご紹介します。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2362#.VzQnWViCjIU
SDGsが提供するCSVの機会を整理している"SDG INDUSTRY MATRX"の食品・飲料・
消費財業界の例をご紹介します。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2353#.VzQ4nliCjIV
食品ロスに対する注目度が高まっていますが、そこにビジネス機会を見出す企業
も増えているようです。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2367#.VzQnE1iCjIU
パリ協定も市場機会を提供していますが、それはどのようなものでしょうか。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2357#.VzQnkliCjIU
社会貢献活動への参加を通じて、如何に社員のCSVマインドを醸成するか。
その方法を示しています。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2377#.VzQm-FiCjIU
CSVに取り組むヤマトが、都市郊外の高齢化の問題にも取り組んでいます。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2365#.VzQnP1iCjIU
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【 メール情報誌の名称: Sustainability マガジン 】
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情報を、隔月を目安にお届けするメール情報誌です。
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