Sustainabilityマガジン(vol.41)2016.06.22号
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┃┗━━┛ クレアン Sustainabilityマガジン vol.41(2016.6.22号)
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┃本メルマガは株式会社クレアンのスタッフと名刺交換させていただいた
┃皆様および配信のお申し込みをいただいた皆様にお届けしています。
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┃1. ごあいさつ
┃2. Sustainability Column :あらためて人権について考えてみる機会に
┃3. クレアンからのお知らせ:シンポジウム・セミナー等のご案内
┃4. CSV/シェアード・バリュー経営論 ブログより
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━http://www.cre-en.jp/━
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◇◆ 1. ごあいさつ
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いつもメールマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。
サステナビリティ・マーケティンググループの村山邦雄です。
最近はもっぱら都知事のニュースばかりでしたが、みなさまはどう感じられ
たでしょうか。「違法ではないが不適切」、今年の流行語大賞を受賞するの
ではと勝手に予想しています。
個人的には、弁護士による第三者調査結果の公表時が山場だったと思ってい
ます。独立した主体による厳しい調査結果が出て、それに対して真摯な反省
と真実を明らかにしていれば、ここまで「袋叩き」にならず、全会一致の不
信任決議案提出まで追い込まれなかったのではないでしょうか。
約3年間の在任期間、都知事の不適切な行動に誰も気付かなかったとは思え
ません。これは、リスク管理体制やコンプライアンス体制の不備と捉える
ことも可能です。
CSR領域では、ここ数年「攻めのCSR」「戦略的CSR」といったキーワード
が流行していて基盤とすべき「守りのCSR」に対する意識が薄くなりがちで
はないかと懸念しています。
当社は社内向けコンプライアンス調査などの「守りのCSR」対応支援も可能
ですのでお気軽にご相談いただければ幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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◇◆ 2. Sustainability Column
◆◇ ~ あらためて「人権」について考えてみる機会に ~
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昨年2015年3月26日、英国にて現代奴隷法が制定されました。「奴隷」とい
うことば自体、教科書の中でしか見たことのない(私も含めた)一般的な日
本人としては、なぜ今頃、そんな名前の法律が?という印象を持たれたのでは
ないでしょうか。
ただその常識は様々なデータを知ることによって覆されます。オーストラリアの
国際人権NGO、Walk Free Foundationの報告書『2016 Global Slavery Index』
によると、世界中で現代的な奴隷状態にある人の数は4,580万人にものぼると言
われているのです。
※Walk Free Foundation:オーストラリアに本部を持つ国際人権団体。毎年
『Global Slavary Index』を発行
http://www.walkfreefoundation.org/
ここでいう現代的な奴隷状態とは、人身(売買)取引、強制労働、性的搾取、
強制的婚姻、借金による束縛など多岐にわたり、場合によっては日本であって
も身の回りで起きていることなのではないでしょうか。実際に先ほどの『2016
Global Slavery Index』では、日本において現代的な奴隷状態にある人々は29
万人余りいると指摘を受けています。
また、隣接する問題としては児童労働があり、ILO(国際労働機関)の最新の
統計によると世界で1億6,800万人が児童労働の状態にあると報告されています。
これは、実にこどもの9人に1人という衝撃的な数字です。
http://www.ilo.org/global/topics/child-labour/lang--en/index.htm
※児童労働:義務教育を妨げる労働(15歳未満、途上国は14歳未満)や法律
で禁止されている18歳未満の危険・有害な労働のこと
今回の英国における法制は、間違いなく世界のこうした現状を変えていくた
めの第一歩になるものと受けとめています。こうした労働等の多くが、日常
の経済活動下においてなされているものであり、企業に対して主に自らのサプ
ライチェーン上でこのような事態が起きないよう、対策・情報開示を求める
ものだからです。
今企業の皆さんはこれにどう対応しようか、と検討中のこととは思いますが、
この機会を、あらためて人権について本質的に考え、自分ごととして捉え直す
機会とできるとよいのではないでしょうか。
コンサルタント 安藤正行
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◇◆ 3. クレアンからのお知らせ CSRセミナー
◆◇ 英国現代奴隷法 -サプライチェーン上での人権課題と企業の対応-
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2015年3月、英国において、人身取引、強制労働、搾取などの犯罪を根絶す
ることをめざして、現代奴隷法「Modern Slavery Act 2015」が制定されま
した。この法律は英国で活動する売上高3600万ポンド(約55億円)を超える
企業に対し、サプライチェーン等における現代的奴隷を防止する手順の報告書
(a slavery and human trafficking statement)の作成・公開などを求める
もので、英国内に事業拠点を持つ日本企業も対象になる可能性があると言わ
れています。
今回のセミナーでは、現代奴隷法が要請する内容、そしてその成立背景につ
いて理解を深める機会とするために、人権分野の第一人者である東京経済
大学の寺中誠氏をお招きして、現代的奴隷の問題をどのように捉えたらよ
いのか、また問題解決のために必要となるNGOとの対話をどのように進め
たらよいのかなどレクチャーいただきます。さらに人権の取り組みを推進
されてきたカシオ計算機株式会社の木村則昭CSR推進室室長をお迎えし、
カシオ様の取り組みをご紹介いただきます。
現代奴隷法への対応にとどまらず、人権に対する考え方や取り組み内容を
見直す機会になればと考えております。法務部門など関連する部署の方も
お誘い合わせのうえ、是非ご参加下さい。
<開催概要>
◆日時
2016年7月15日(金)セミナー 15:00~17:00
茶話会 17:00~18:00(希望者)
◆対象: 企業のCSR、法務、広報、購買部門の責任者、実務担当者など
◆定員: 30名
◆参加費: 無料
◆会場: 特定非営利活動法人 アイ・エス・エル ホール
東京都千代田区紀尾井町4-1 新紀尾井町ビル5F<周辺地図>
http://www.isl.gr.jp/info/access.php
◆主催: 株式会社クレアン
◆お申込: 下記URLに添付されております用紙に記載の上、お申込下さい。
http://www.cre-en.jp/library/seminar/160614/
◆お問合せ:株式会社クレアン 担当/セミナー事務局
Email/ application@cre-en.jp 電話/03-5423-6920
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◇◆ 4. CSV/シェアード・バリュー経営論 ブログより
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弊社のCSVコンサルタント、水上武彦のブログ「CSV/シェアード・バリュー
経営論」から最新記事をご紹介いたします。
今年のShared Value Leadership Summit参加報告です。詳細は、ご要望が
あれば、ご説明させて頂きます。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2389#.V1C_8FiCjIU
今年もサステナビリティ・リーダーとして認知されている企業のトップは、
ユニリーバです。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2426#.V2dVpliCjIU
SDGsに先進的に取り組んでいる企業としてノボザイムズがあります。
イノベーションをSDGsの観点で評価しているようです。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2422#.V2dVX1iCjIU
最近は、不確実性の高いCSVをファイナンスする手法として、
「ブレンドファイナンス」が注目されています。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2403#.V1C_c1iCjIU
マルチステークホルダーで協働して社会に価値を生み出す「コレクティブ・
インパクト」というコンセプトがあります。シェアード・バリューと
コレクティブ・インパクトの統合が最近の流れとなっています。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2394#.V1C_sliCjIU
フォードがアフリカで医療サービスを提供するなど、モビリティの可能性
を幅広く探索しています。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2438#.V2dV_ViCjIU
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【 メール情報誌の名称: Sustainability マガジン 】
※ 本メールは、持続可能な社会にむけた企業と市民社会の取り組みに関する
情報を、隔月を目安にお届けするメール情報誌です。
※ メールマガジンの転送は歓迎です。複製・転載は事前にご相談下さい。
※ このメール情報誌は、株式会社クレアン及び株式会社CSR経営研究所の
スタッフと名刺交換させていただいた方にも配信しております。この
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sustainability(アットマーク)cre-en.jp 「(アットマーク)」は、「@」に置き換えてください
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東京都港区白金台3-19-6 白金台ビル5F (〒108-0071)
TEL. 03-5423-6920
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