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Sustainabilityマガジン(vol.51)2017.6.21号

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┃┗━━┛   クレアン Sustainabilityマガジン vol.51(2017.6.21号)
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┃本メルマガは株式会社クレアンのスタッフと名刺交換させていただいた
┃皆様および配信のお申し込みをいただいた皆様にお届けしています。
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┃1. ごあいさつ
┃2. Sustainability Column :ISO20400の活用に向けて
┃3. セミナーのお知らせ:生物多様性からSDGsが見えてくる
┃4. CSV/シェアード・バリュー経営論 ブログより
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━http://www.cre-en.jp/━

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◇◆ 1. ごあいさつ
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いつもメールマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。

今月9日に持続可能な開発目標(SDGs)推進本部会合(第3回)が開かれ、
SDGs達成に向けた企業や団体等の先駆的な取組を表彰する「ジャパンSDGs
アワード」の創設が決定されました。

昨年2016年は、自社の取組とSDGs各ゴールとの関係性についての現状分析
結果がCSRレポート上などで多数公表されましたが、そうした取組の更なる
進化や新たな取組の創出に向けて、今回の表彰制度の創設がよい後押しとな
ればと思っています。

東京でのオリンピック開催を控える中、国連の場(ハイレベル政治フォーラ
ム等)で、日本発のSDGsへの取組を数多くアピールできるといいですね。

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◇◆ 2. Sustainability Column
◆◇   ~ ISO20400の活用に向けて ~
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2017年4月、ISO20400(Sustainable procurement -- Guidance)「持続可能
な調達の手引き」が発行されました。
https://www.iso.org/obp/ui/#iso:std:iso:20400:ed-1:v1:en
※全文を見るためには購入の必要があります。

これは一言で言いますとISO26000「社会的責任に関する手引き」を調達実務
において実践するためのガイダンスで、サプライチェーンにおけるデューディ
リジェンスのプロセスを明示したものとも捉えられます。

私が注目したポイントとして三点ほど挙げてみます。一つ目は第5章「組織
の調達方針及び戦略へのサステナビリティの統合」に見られるように、経営
トップの関与を強く求めている点です。この点、海外(外部への支出を伴う
活動全体を「調達」と呼ぶ傾向)と日本における「調達」部門の位置づけが
異なるという観点も踏まえ、読み解く必要があると考えます。

二つ目はLCC(ライフ・サイクル・コスティング)(第7章2項-3)というコンセ
プトの導入です。調達行動の意思決定にこれまで考慮に入れていなかった環境的、
社会的コスト(経済学でいうところの外部性)を組み入れようという試みで、
現時点において方法論が確立されている訳ではないものの、だからこそデュー
ディリジェンスの広範で確実な実施が求められる、その根拠となるものです。

そして三つ目は人材育成(第6章2項)です。これは持続可能な調達を実現して
いくには、調達に携わる人員全員が、持続可能な調達を実施する理由を理解し
て行動につなげることが重要で、従来より実施されてきた通常の調達活動
(QCD)からの転換が必要となるためと理解できます。その変化を受け入れ
るために、組織文化、業績評価にまで言及しているところが特徴です。

これまでもEICC(電子業界行動規範)などをはじめ、調達に関するスキーム
は数多く存在した訳ですが、今回、ISO20400ができたことにより、もう一度
現存する社内の調達に関するマネジメントシステムの点検ができ、また強化を
図っていくためのよいツール、きっかけとなるのではないでしょうか。

この夏にも日本語翻訳版が発行される、とのことですので、弊社ではそのタイ
ミングで、ISO20400の内容だけにとどまらず、それを実際に活用していくた
めにはどうすればよいのか、というユーザーサイドのご要望に応えるセミナー
を実施する予定です。開催時期につきましてはまたこのメールでお知らせいた
しますので、もう少しお待ちいただければと思います。

統合経営コンサルタント 安藤正行


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◇◆ 3. セミナーのお知らせ
◆◇    連続セミナー「環境保全の現場から見えてくるSDGs」
     第1回「生物多様性からSDGsが見えてくる」
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これから環境保全活動を始めようとする企業のご担当の方や、すでに始めて
いる企業の方を対象に、SDGsの取り組みや自社の事業との関連、また社内
浸透などでお困りの問題について、解決への糸口を得られる連続セミナーを
開催します。

第1回は、生物多様性保全活動とSDGsとの関連を考え、実際の経験者の話を
基に活動展開や社内浸透の進め方について深掘りをしていきます。

<開催概要>
◆日時:7月5日(水)14:00~16:30(受付開始:13:30)
◆対象:人事・環境・CSR・調達・広報・総務ご担当者
◆定員:20名程度
◆参加費:無料
◆会場:地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)セミナースペース
    東京都渋谷区神宮前5-53-70国連大学ビル1F
◆共催:㈱エコロジーパス、㈱クレアン
◆協力:GEOC
◆申込み・問合せ:下記エコロージーパスのウェブサイトよりお申し込み下さい。
         URL: http://ecopath.co.jp/blog/2017/05/14/seminar1/
◆講座内容・講師:
㈱クレアン冨田洋史「企業にとってSDGsとは何か?」
㈱エコロジーパス北澤哲弥「生物多様性を守らずにSDGsは達成できるか?」


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◇◆ 4. CSV/シェアード・バリュー経営論 ブログより
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弊社のCSVコンサルタント、水上武彦のブログ「CSV/シェアード・バリュー
経営論」から最新記事をご紹介いたします。

#フォーチュンの"世界を変える企業"候補企業を今年も募集しています。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2967#.WUi1JGcUnIU

#アマゾンがホールフーズを買収。コンシャス・キャピタリズムはどうなるか?
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2970#.WUi002cUnIU

#SDGsビジネスを考えるために使えるツールがいろいろ出てきています。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2947#.WUi2SmcUnIU

#SDGs×ビジネスを促進する5つのモデル。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2956#.WUi1g2cUnIU

#企業は何故SDGsに取り組む必要があるのか。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2907#.WUi2_WcUnIU

#世界初のサーキュラー・エコノミーのスタンダードBS8001
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2951#.WUi1xmcUnIU

#「旅で世界とまちを元気に。」コンフォートホテルのCSVへの挑戦
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=2944#.WUi2s2cUnIU


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【 メール情報誌の名称: Sustainability マガジン 】

※ 本メールは、持続可能な社会にむけた企業と市民社会の取り組みに関する
  情報を、隔月を目安にお届けするメール情報誌です。
※ メールマガジンの転送は歓迎です。複製・転載は事前にご相談下さい。
※ このメール情報誌は、株式会社クレアン及び株式会社CSR経営研究所の
  スタッフと名刺交換させていただいた方にも配信しております。この
  メール情報誌がご不要の方は、お手数ですが下記のアドレスより配信の
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  sustainability(アットマーク)cre-en.jp 「(アットマーク)」は、「@」に置き換えてください

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      TEL. 03-5423-6920
      HP . http://www.cre-en.jp/

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