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Sustainabilityマガジン(vol.56)2017.12.25号

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┃┗━━┛  クレアン Sustainabilityマガジン vol.56(2017.12.25号)
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┃本メルマガは株式会社クレアンのスタッフと名刺交換させていただいた
┃皆様および配信のお申し込みをいただいた皆様にお届けしています。
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┃1. ごあいさつ
┃2. Sustainability Column :SDGsゴール1「貧困」について
┃3. CSV/シェアード・バリュー経営論 ブログより
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━http://www.cre-en.jp/━

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◇◆ 1. ごあいさつ
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いつもメールマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。

今年も今日を入れてあと1週間となりました。
皆様にとって2017年はどんな1年だったでしょうか。

先週の日曜日のNHKスペシャル「激変する世界ビジネス "脱炭素革命"の衝撃」
では、COP23(ドイツ・ボン)に参加された日本企業の方々が、日本と世界の
脱炭素ビジネスに対するスピード感の違いにとまどう姿が描かれていました。
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20171217

最近ビジネスの世界において「ルールメーキング」ということばをよく聞く
ようになってきましたが、競争のフィールド自体をつくってしまうことが競争
戦略において重要となってきている時代に、日本のとるべき道はどこに
あるのでしょうか。

まずは世界との温度差を縮めるために、COPなどの世界会議に積極的に出て
いくこと、が大切なように思います。

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◇◆ 2. Sustainability Column
◆◇       ~ SDGsゴール1「貧困」について ~
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今年日本において話題になった1つのキーワードが「子どもの貧困」では
なかったでしょうか。

厚生労働省「国民生活基礎調査」の中の、『貧困率の状況』によると、日本
の子ども(17歳以下)の相対的貧困率は13.9%(平成27年)となっています。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/dl/03.pdf

これは実に、日本の子どもの7人に1人(およそ280万人)が相対的貧困状態に
あることを示しています。相対的貧困とは簡略化していうと、標準的な世帯所得
の半分以下の所得しかない状態をいいます。

※国民生活基礎調査における相対的貧困率は、一定基準(貧困線)を下回る
等価可処分所得しか得ていない者の割合をいいます。貧困線とは、等価可処分
所得(世帯の可処分所得(収入から税金・社会保険料等を除いたいわゆる
手取り収入)を世帯人員の平方根で割って調整した所得)の中央値の半分の
額をいいます。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/20-21a-01.pdf

子どもの貧困が問題であるのは、それが貧困の再生産に直結するからです。
今日食べられない、寝るところがない、という絶対的貧困まではいかないけれど、
相対的貧困により、例えば教育を十分に受けられない(進学したくてもできない)
ことが原因で、教育格差がそのまま将来の所得格差につながり、また彼らに
子どもができた際に、再び相対的貧困に陥るというものです。

最近は、「無料の塾」や「こども食堂」など、NPOやNGOが問題解決のために
支援する姿がニュースなどにもとりあげられる機会も増えましたが、当然のこと
ながらまだまだ十分とは言えません。

2年ほど前に、日本財団が『「子どもの貧困の社会的損失推計」レポート』を
発行したのは記憶に新しいところですが、
https://www.nippon-foundation.or.jp/news/articles/2015/71.html
このレポートによると、「現在15歳の子ども1学年だけでも、社会が被る経済的
損失は約2.9兆円に達し、政府の財政負担は1.1兆円増加することが明らかに
なりました。」と伝えています。

12月は寄付月間です。そして今日はクリスマスです。
この時期、社会のなかの子どもたち、という観点で少し考えてみる機会とできると
いいのではないでしょうか。


統合経営コンサルタント 安藤正行


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◇◆ 3. CSV/シェアード・バリュー経営論 ブログより
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弊社のCSVコンサルタント、水上武彦のブログ「CSV/シェアード・バリュー
経営論」から最新記事をご紹介いたします。

#2017年の振り返り。企業の社会課題へのリーダーシップが目立った年でした。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=3210#.WjjwJREUldg

#農業がSDGsにどう貢献できるか。17ゴールすべてについて考えてみました。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=3185#.WjjypxEUldg

#SDGsをフレームワークとしてうまく使えば、CSVの発想を拡げることができます。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=3176#.Wjj0DBEUldg

#CSVの機会としての衣食住のバリューチェーンの進化。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=3171#.Wjj0LBEUldg

#サステナビリティを経営に統合する人財とは?
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=3181#.Wjjy2REUldg

#ミレニアル世代の次のZ世代は、さらにサステナビリティに関心が高いようです。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=3207#.WjjxRREUldg

#オリパラで"Mottainai"を広めるには、フランスに学ぶ必要があるかも知れません。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=3200#.WjjxjREUldg

#パーパス、ゴール、ターゲットは、戦略的に使い分けるべきです。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=3195#.Wjjx2BEUldg

#SDGsはムーンショットになるか?見通しとコミットメントが必要です。
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=3190#.WjjyRxEUldg

#CSR/CSV浸透に向けて5つの壁を突破する
http://www.cre-en.jp/mizukami-blog/?p=3166#.Wjj0hxEUldg


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